「SHIMANTO」(四万十)/文本酒造
高知県は窪川町の酒蔵、文本酒造さんが廃業した後、その場所を譲渡してもらい新たに酒蔵をリニューアルして出来た、新生のプロダクト製品が、ついに登場しました。
ブランド名は、まさしく「SHIMANTO」(四万十)と、直球のネーミング、しかしながら明快でシンプル、これしかないと思われるものとなっています。
そう、蔵のある高知県は四万十町、窪川は日本最後の清流<四万十川>の源がある場所であります。
さて、この新製品は色々な面で今までの日本酒の規格から大きく離れた存在となりました。
先ずは中身に関して・・原料米が通常、日本酒で使用される酒造適合米でなく、通常、食用のお米で、蔵のある地域の山間で作られる仁井田(にいだ)米・・(地元ではニコマルと呼ばれる)を使用。
芳醇な香り、ふくよかな食感で、とても有名なこのお米で醸される日本酒は、意外なほどにマッチする事を教えてくれます。
そして、その一方で・・今回の純米酒はとても、とてもユニークな中身となっています。
私が実際に試飲をして先ず真っ先に感じたのは・・洋酒のような日本酒という何とも言葉足らずと言うか、へんてこりんな感想でした。
洋酒(?)それもブランディのようなトロンとした口当たり、とろみがあり、ややアルコールの感覚が強め、しかしながら、後口は意外とクセはなく落ち着いた最終地点に到着と言う感じは・・他の地酒にはないものでした。
アルコール度数が19.4度と高めですが、それほど強くは感じず
また、日本酒度がマイナス12(通常プラス3~5/マイナスになるほど一般的に甘口傾向となります)ですが、こちらも、意外と変な甘さは感じませんでした。
蔵元からは、少し加水してのロック酒やソーダ割りもお勧めしております。
¥1,760
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スパウトと呼ばれるパウチの容器に入っており、これにより、製造や運搬面で労働安全性を高めてくれ、省スペース輸送費削減、破損のリスクが回避されます。
そして、中身に関しては原料米が通常、日本酒で使用される酒造適合米でなく、通常、食用のお米で、蔵のある地域の山間で作られる仁井田(にいだ)米・・(地元ではニコマルと呼ばれる)を使用。
さて、肝心の味わいはどうかと言えば、試飲をしましたら、予想を超えて「旨い」と。
香りは高すぎず少なすぎず(やや吟醸香が高め)、その喉越は柔らかで、後口が何より上品で洗練されていました。
容量は100ミリという、少量のサイズで、一般的な晩酌用というよりもお土産、プレゼント仕様で活用できそうです。
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